よいこのにっき

ここは酔庫堂の記録庫です。

CollageEventAde7委託報告

以前ご紹介しましたCollageEventAde7が無事終了しました。

yoikodo.hatenablog.com

今回、私は委託コーナーのスタッフとしてこのイベントに参加しました。
この記事は、委託コーナー視点のAde7レポです。

 

当日まで
Adeに本を増やしたい。もっとたくさんの本好きな方にAdeに来て欲しい。
それがこの委託のそもそもの主旨です。
Adeは一次創作全年齢対象であればなんでもありのイベントで、実際同人誌を頒布しているサークルさんも多数おられます。けれどどうにもハンドメイドのイメージが強い。そこで去年から年に一度のペースで委託を開始、今回で二回目を迎えました。システムも受け入れ冊数も見直しましたが、出展者様とのやりとりや事務関連は主催者側が、広報と当日の委託コーナー担当を私がという役割分担は前回とほぼ変わりありません。
放っておいても本が売れていく環境とはとても言えない状況のため、興味を持って貰うためにいくつかの工夫をすることにしました。

1,当日買える本のまとめをつくる
AdeにはWebカタログがありません。みなさんそれぞれTwitterやブログなので宣伝されています。委託参加者様も「#福Ade7」タグをつけて宣伝してくださっていましたのでそれらをトゥギャッターにまとめ簡易Webカタログとしました。

togetter.com

2,ほんのいちぶん製作
本の中身に興味を持って貰う方法として、本の中から力のある一文を選び抜き展示する「ほんのいちぶん」を製作しました。名刺程度の大きさの紙に一文を記し、裏側に題名作者名を記して展示するという方法です。文章との相性から本を選びたい方もいるだろうという思惑とそれから、変わった展示物があれば足を止めて貰いやすいだろうという算段がありました。実際どれだけの効果があったかわかりませんが、アクセントにはなったのではないかと思います。

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3,ネットのクチコミ情報をまとめる
ネットで本の感想を検索して冊子にまとめました。ネタバレがあってもいいから内容を把握して本を買いたいという方のため、それからなにより私が本の雰囲気を把握するために作りました。これは、お客様のためというより私に大変役立ちました。お客様に本をご紹介したくても全ての本を読むことは出来ない。感想がネットにあがっているのって本当にありがたいことだと思いました。

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4,猫本の製作
今回、参加者企画ににゃんぷらりー2という企画がありました。猫作品のスタンプラリーです。これに委託コーナーでも参加したいということで猫がテーマのアンソロジー猫本を急遽制作することにしました。結果的にたくさんの方にご参加いただけて充実の本になりました。この本についてはいずれまた別の記事で触れたいと思います。

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当日
Adeはビルの2フロアを使用し開催されます。今回は4階、5階(その時々で違う)。委託コーナーは5階奥に設置されました。

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本は平置き、見本誌を一番上にのせるスタイル。スタートは写真のような並びでしたが売れ行きを見ながら少しずつ配置を変えていきました。
11時の開場と共にたくさんの方が訪れてくださいました。12時半くらいまでは客足が途切れることなく経過。みなさん、じっくり本を選ばれている印象でした。お好きなジャンル、どういった本が好きか。そんなことをお伺いしながら本の紹介もさせていただきました。忙しすぎず暇すぎず。委託終了時間の14時半まで、和やかで楽しい時間を過ごしました。


結果
今回は10サークルから55種類348冊の本を委託し、104冊を販売しました。

 

思うこと・感じたこと
・統一した値段ラベルがなかったので値段が少々わかりにくかった。
・一番上が見本誌であることがわかりにくかったように見えた。改善が必要。
・今回より解禁となった手製本はお客様に好評のようでした。作ってみたいという方もいらしたので楽しみです。
・500円以上の本も次々とでていきました。その価値があれば多少お値段が高めでも、といった様子は前回とは少々変化した部分だと思います。
・前回も感じたことですが、続きものは難しいようです。
・前回はファンタジーが人気だったのですが、今回はその限りではなかったようです。
・今回、募集冊数を増やしすぎだと感じました。来客数、イベント規模を考え、次回からはもう少し縮小した方がいいように思いました。
・ほんのいちぶんの効果はまるでわかりませんが、足を止めてくださった方がいたのは嬉しかった。それからあれはなにより作るのが楽しかったです。

 

さいごに

Adeは小さな地方イベントです。そのため委託参加者様に売り上げでご満足いただくのは大変難しいと思っています。あるのは未知の読者様との出会いの可能性。この委託がきっかけで出会えている本と読者様がおられるといいなあと願っています。
色々と頑張れたこともありましたが、個人的には反省すべき点の多い委託でもありました。どれもこれも準備や話し合いが足りなかったことが原因だと思っています。募集概要を提示する前にもっときちんとイメージして詳細に話し合っておかなかったことが後々になってチクチクと響いてきました。話合い大事。ホントそう思います。次回以降、委託をどのようにしていくのかについてはAdeの運営次第だとは思うのですが、私が担うのであればそのあたりの改善が前提であるとは思います。
ただ売るだけでは本はなかなか売れません。大切な作品をお預かりしている以上、ある程度の売るための努力はしたいと思っています。
今回“ほんのいちぶん”や“猫本”がそれにあたりますが、後出しの企画であったにも関わらずたくさんの方にお手伝い、ご参加いただけて大変ありがたかったです。皆様のご協力あって成り立った委託でした。

大変長くなりましたが、以上で委託レポ終了します。
今回の委託に関わってくださった全ての皆様に、ありがとうございます。